●指宿市宮ヶ浜地区にある大山甚七商店は明治８年（1875年）創業という、鹿児島でも有数の伝統のある焼酎蔵です。
蔵からは風光明媚な宮ヶ浜の海岸を望むことができます。

地元・南薩摩産の優良な薩摩芋を原料に、宮ヶ浜に湧き出る蔵地下水を仕込水として ５代目甚七（大山修一氏）のもと、意欲的な焼酎づくりをされています。
　　　　　　※蔵主は代々「甚七」と号しています

●「薩摩の誉 THE RUM YEAST EDITION（ザ・ラム イースト エディション）」は、焼酎製造では初めてであろうRUM酵母仕込みの本格焼酎です。
黄金千貫芋を白麹を用い甕壷で仕込み、ラム醸造酵母で仕上げました。蒸留は常圧蒸留です。

大山甚七商店の焼酎製造のモロミの発酵温度は通常は「26度～30度」なのに対して、RUM酵母の場合「33度～39度」が適正発酵温度になるのだそうです。
そのため、モロミの温度を40度近くから発酵をはじめ、徐々に温度を落としていくという超高温発酵で醸したそうです。

　　MOSE（香り）　栗、わたあめが焦げたような香り
　　TASTE（味わい）　爽快な甘み、グレープフルーツピールのような苦味
　　FINISH（余韻）　余韻は短く、シャープでキレが心地よい

【熱く】つくった焼酎ですが、オススメの楽しみ方は【冷やして】！
この焼酎を冷やすと、栗を思わせる風味、そして爽やかな甘さ、心地よい柑橘系の苦味を感じる味わいが楽しめます。
冷凍庫に1時間ほど入れて（長時間はお控えください）バーシャルショットや水割り、やや濃い目のソーダ割りがオススメです。

　※この焼酎は【熱く】そして【冷たい】という二面性があります。
　　そして 青色は一番熱い色であり、冷たさの象徴でもある色
　　二面性を持つ色です。
　　この青色をテーマにしたラベルにも味があります。
　　　　・蔵から望む鹿児島湾を青色を使って描いています。

※このような焼酎は初めてです。私達の主観なので参考程度にとどめてください。

　　　○グラスに注ぐと、軽い芋の香りのなかに蔵元の言う栗、わたあめ
　　　　が甘焦げたような香りがします。
　　　○口に含むと、奥深い甘みに苦みが調和した味わいが広がります。
　　　　蔵元の言う柑橘類の皮の苦みのようです。
　　　　クセがなく、喉ごしはまろやかで全体としてスッ～と旨みが消えていく
　　　　感じです。
　　　○1時間冷凍庫に入れて試飲しました。
　　　　トロミのある甘みを感じました（栗のような旨みあります）
　　　　爽やかというより飲みごたえのある味わいです。