
宮崎県都城市 都城ワイナリーファーム
ベリー系の香りと穏やかな酸味のバランスの良い赤ワインです
■神話の里のワイナリー■
●都城ワイナリーファームが2005年に開いた畑は、天孫降臨神話のある霧島山系高千穂の峰の麓にあります。
雄大な山々に囲まれたこの地の気候は、夏と冬の気候が顕著に現れ一日の寒暖差も大きく、一般的に盆地性気候と言われています。
ブドウを育てるには、生育期の降雨量が大変大きく厳しい環境ですが、この気候や水持ちの悪い火山灰土壌を逆手に取り、山の南斜面を段々畑にすることで質の高いブドウを生産しています。
気候の変化が激しいこの土地ならではの美味しいワインを造るため、土着品種とヨーロッパ品種の交配を行うなど、ブレンド技術の研究にも取り組んでいます。
交配技術の向上は、ワインのコクや複雑な味わいをもたらし、天孫降臨の地に相応しい上質なワイン作りに不可欠なものです。
●古事記に出てくる「天岩戸」の話。
神様たちは岩戸の前の宴会(のふり?)でお酒を召し上がったのではないでしょうか?
お酒のことは書かれていませんが、ずいぶん羽目を外されたようです。
同じく古いヤマタノオロチの話には「あまたの木の実を集めて酒を醸し」これを飲ませて酔っ払って寝てしまったところを…とあります。
神様たちも「木の実酒=ワイン」を飲んでいらしたとすれば、「高千穂」に降りてこられたアマテラスオオミカミの孫であるニニギノミコトから霧島周辺の人々は「木の実酒」の造り方を教えていただいたのではないでしょうか。
それなら「高千穂」周辺は日本のワインの発祥の地なのかもしれません。
私たちはそんな昔に思いを巡らせながら地元のおいしい食材と響き合うワインを目指してまいります。
このような土地柄のため、ワインの名前には「高千穂」に降りて来られた ありがたい神様の名前を頂戴しております。
ワインとともに、神話の世界も味わってください。
●アートラベルについて。
アート版ラベルの制作者はフランス人の画家、マークエステル氏。日本神話を通じて意気投合。神話のシチュエーションを描いてこられた氏が珍しく、神々をキャラクターとして描いてくださった希少な作品群です。
〈都城ワイナリーファームHPより〉

■味わい■
山葡萄=カベルネソーヴィニヨン交配種、マスカットベーリーA使用。
一部樽醗酵樽貯蔵。黒すぐり(ブラックカラント)、南国のフルーツ、赤いベリーの香り。柔らかな酸味と滑らかなタンニン。
バランスが良く、肉料理全般に相性が良いワインです。
■ワインの名前の由来■
祭祀の神様。決断の助言-占いの神様としても信仰されています。
■品種■
マスカットベーリーA、カベルネソーヴィニヨン、山葡萄交配種、メルロー
度 数:12度
ワインの種類:赤
味 わ い:ミディアムボディ