●北薩摩の霊峰・紫尾山。蔵は、この山の麓　宮之城平川の鄙びた田舎にあります。

明治４３年(1910年)の創業以来、軸屋酒造は骨格のしっかりした通好みの辛口本格焼酎を造り続けてきました。
初代・軸屋権助は一貫して「お湯割にした時にも力強い味」にこだわり、以来「辛口の権焼酎」とよばれた そうです。

●2023年の「裏軸屋」は、蔵でははじめてと無濾過仕上げの芋焼酎です。
「紅まさり」芋を原料に白麹で醸し、無濾過で仕上げました。
濁りが見えるように焼酎瓶も透明瓶を使用しています。

※紅まさり芋は、
　　芋の伝染病・基腐病にも強いと期待されている紅芋の品種です。
　　芋質はしっとりした食感タイプで甘さも十分です。
　
ラベル作成も杜氏さんがされているそうです。
ボトルに直接文字が貼られている蔵元お手製のボトルで、味わいがあります。

　　○グラスの注ぐと、穏やかでしっかりした芋の香りが漂います。
　　○口に含むと、濃い旨みが口中に広がります。
　　　微かな辛み、苦み、そして旨み・・最後に甘みを強く感じます。
　　　無濾過特有の濃厚さがありますが、クセもなくスムーズに喉を通ります。
　　　喉越しはまろやかで、旨みがスッ～と消えていきます。
　　○ロック、水割りお湯割り（ぬる燗）・・と何でもいけます。