

さいころふたつ だいにしょう
指宿市 指宿酒造

玉茜芋をゴールド型黒麹で醸した第二弾の登場です。「紅茶香」が強調され「重量感のある味わい」と「心地よい余韻」の残る酒質を目指しました
●指宿酒造は、昭和62年(1987年)、指宿市内にあった焼酎蔵元5社が合併し発足しました。
蔵は、九州一の湖・池田湖を望む小高い丘の上にあります。
池田湖の対岸に見える「薩摩富士」開聞岳の麓はサツマイモの栽培に適し、古くからサツマイモの名産地として知られています。
そこで契約栽培されたサツマイモを原料に、蔵の裏山にある金山廃坑跡(薩摩藩の隠し金山といわれる大谷金山廃坑)のミネラル成分に富んだ地下水を仕込み水・割り水として焼酎を醸しています。




●「さいころふたつ 第弐章」は、オレンジ系芋「タマアカネ」を原料に、麹菌にはゴールド型黒麹を用いて醸されました。
※玉茜(タマアカネ)は茜霧島の原料芋として知られるようになりました。
「黄金千貫」のDNAを持ったイモとアメリカ原産のイモを掛け合わせて
生まれた新品種で、皮色は薄褐色、肉色はあざやかな橙色です。
栄養素カロテンを多く含みます。
柑橘系の果実香やラベンダーのような甘い花の香りが特徴です。
蔵の話で、前作よりも芋の「紅茶香や果実香」が強調され、「重量感のある味わい」と「心地よい余韻」の残るバランスのとれた酒質を目指したそうです。


○グラスに注ぐと、豊かな良い芋の香りのなかに紅茶風の香りも感じられます。
○口に含むと、程よい旨みが広がります。
微かな苦味を感じますがやがて旨みが広がる感じです。
微かな苦味がアクセントになって味わいに深みを添えています。
喉越しはまろやかで旨みが余韻を残します。
○ロック、水割りもいいですがお湯割りもいけます。
酒名の「さいころふたつ」について蔵元から案内がありました。
「さいころ」の目のように原材料の組み合わせによって様々な味わいを醸し出すことと、新たな造りにチャレンジするという意味を込めて名付けました。
度 数:27度
原材料:さつま芋 米麹(黒)