
えきぞちっくかごしま(さがらしゅぞう)
鹿児島市 相良酒造
女性杜氏が活躍する二つの蔵のコラボ焼酎です。産地の異なる紅茶葉を加えることで新しい味わいの焼酎が出来上がりました
●鹿児島市の上町にある相良酒造は270年以上の歴史を持つ伝統蔵です。
相良家の祖先が元和元年(1615年)球磨(人吉市)から鹿児島に移り、享保15年(1730年)相良仲右衛門が酒屋を開業し藩政時代は島津どん(殿)にも酒を納入したと伝えられています。
現当主・相良博信氏は十代目にあたります。
相良酒造は生産高が少なく、人の手をかけた丁寧な焼酎造りをする蔵として知られています。


●この焼酎は「相良酒造」と「軸屋酒造」。鹿児島の二つの蔵元がコラボした焼酎です。
この二つの蔵と言えば、昨年テレビ朝日系「モーニングショー」の「継ぐ女神」でそれぞれ特集されましたが
、女性が伝統を引き継いでいる蔵元です。
創業290年・11代目杜氏修行中の相良由美子氏と創業110年・4代目杜氏の軸屋麻衣子氏が意気投合し、
焼酎の新しい可能性を発信したいとの想いからコラボが実現しました。
香りにこだわり、鹿児島の池田製茶 茶師十段・池田健太氏監修のもと、お互いの蔵に合う茶葉を選んで
いただき 黄金千貫芋を黒麹で仕込んだ二次モロミに投入して発酵させることで紅茶の香りが残った新しい味わいの焼酎が出来上がりました。
※「茶師十段」の茶師は全国で13人しかおられないそうです
※池田健太氏の選んだ紅茶の茶葉は
相良酒造-屋久島産の「べにふうき」
軸屋酒造-南九州市頴娃産の「べにふうき」
※「べにふうき」は、アッサム系紅茶と香りの良いダージリンを
交配して生まれた品種で、香りがとてもよく、うま味があり
カテキン含量が多く含まれていることから注目されています
二つの蔵で出来た原酒をお互いにブレンドして風味を引き出した紅茶の香り高い焼酎です。
◎この焼酎は相良酒造でブレンドした相良酒造バージョンです


○グラスに注ぐと、豊かな芋の香りに紅茶葉の香りが漂います。
○口に含むと、濃い独特の旨味が口中に広がります。
微かな渋味を感じますがその分重なり合った複雑な旨味が印象的です。キレがいいです。
喉越しはまろやかです。
○水割り、ロックもいいですがお湯割りもいけます。
香りの段階では紅茶を余り感じませんでしたが飲んでみて紅茶を感じました。
度 数:25度
原材料:さつま芋 米麹(黒) べにふうき