●明治４１年（１９０８年）創業の吉永酒造は、東シナ海に浮かぶ甑島（下甑島）にあります。
創業時から使用している甕壺を用いて、丁寧な焼酎づくりをされています。

●甑島には高校がなく、中学生は中学卒業後は全員が甑島を離れ鹿児島県本土の高校に進学します。
これを「島立（しまだ）ち」といいます。

この焼酎は、吉永酒造のある下甑島手打地区の海陽中学校を「島立ち」する3年生と在校生の手で島内の畑にサツマイモ （黄金千貫芋）が植えられ育てられました。
この甑島産のサツマイモを使ってつくられた芋焼酎が「甑州JOURNEY」です。

　「夢に向かって「島立ち」をする子供達へ 声を大にしてエールを送りたい」

そういう想いでつくられた甑州JOURNEYの一升瓶に「島立ち」する卒業生の名前を彫って卒業式の場で贈呈しておられました
　

しかし、令和２年（2020年）に地元の海陽中学校が隣の海星中学校と統合されました。

●吉永酒造さんの熱意で生まれた「伝統」がこれで終わってしまった・・・と残念な気持ちで 諦め、そのうち忘れてしまっていたのですが、つい先日吉永酒造さんから「甑州 JOURNEY」の 案内が届きました。

蔵に尋ねたところ、海陽中学校を統合した海星中学校で「伝統」が引き継がれたそうです。
新たに「海星中学校」の卒業生（本年度）が島内の畑にサツマイモ（黄金千貫芋）を植え育て た芋を使った新しい「甑州 JOURNEY 2024」です。
　　※麹用米（黒麹）は国産米、仕込み水・割り水は島に湧く湧水「蛍水」です。

そして、一升瓶に名前を彫って、子どもたち自身がつくった芋で仕込まれた「甑州 JOURNEY」を卒業式の場で贈呈されているそうです。
何かほっとした気持ちになりました。

新しい「甑州 JOURNEY」をスタッフと試飲しました。

　　○グラスに注ぐと、力強い芋の香りが漂います。
　　　しっかりした芋の香りです。
　　○口に含むと、深みのある濃厚な旨みが口中に広がります。
　　　喉越しはまろやかで、スッ～と消えていきます。
　　　キレのある意外と飲みやすい仕上がりです。
　　○ロック・水割りでは、スッキリした味わいながら上品な香りが口中に広がる感じです。
　　○お湯割りではほっこりした芋の香りにふくらみのある甘みを感じます・・・。

以前の「甑州 JOURNEY」とほぼ同じ・・・というのが、全員の意見でした。

●明治４１年（１９０８年）創業の吉永酒造は、東シナ海に浮かぶ甑島（下甑島）にあります。
創業時から使用している甕壺を用いて、丁寧な焼酎づくりをされています。

●甑島には高校がなく、中学生は中学卒業後は全員が甑島を離れ鹿児島県本土の高校に進学します。
これを「島立（しまだ）ち」といいます。

この焼酎は、吉永酒造のある下甑島手打地区の海陽中学校を「島立ち」する3年生と在校生の手で島内の畑にサツマイモ （黄金千貫芋）が植えられ育てられました。
この甑島産のサツマイモを使ってつくられた芋焼酎が「甑州JOURNEY」です。

　「夢に向かって「島立ち」をする子供達へ 声を大にしてエールを送りたい」

そういう想いでつくられた甑州JOURNEYの一升瓶に「島立ち」する卒業生の名前を彫って卒業式の場で贈呈しておられました
　

しかし、令和２年（2020年）に地元の海陽中学校が隣の海星中学校と統合されました。

●吉永酒造さんの熱意で生まれた「伝統」がこれで終わってしまった・・・と残念な気持ちで 諦め、そのうち忘れてしまっていたのですが、つい先日吉永酒造さんから「甑州 JOURNEY」の 案内が届きました。

蔵に尋ねたところ、海陽中学校を統合した海星中学校で「伝統」が引き継がれたそうです。
新たに「海星中学校」の卒業生（本年度）が島内の畑にサツマイモ（黄金千貫芋）を植え育て た芋を使った新しい「甑州 JOURNEY 2024」です。
　　※麹用米（黒麹）は国産米、仕込み水・割り水は島に湧く湧水「蛍水」です。

そして、一升瓶に名前を彫って、子どもたち自身がつくった芋で仕込まれた「甑州 JOURNEY」を卒業式の場で贈呈されているそうです。
何かほっとした気持ちになりました。

新しい「甑州 JOURNEY」をスタッフと試飲しました。

　　○グラスに注ぐと、力強い芋の香りが漂います。
　　　しっかりした芋の香りです。
　　○口に含むと、深みのある濃厚な旨みが口中に広がります。
　　　喉越しはまろやかで、スッ～と消えていきます。
　　　キレのある意外と飲みやすい仕上がりです。
　　○ロック・水割りでは、スッキリした味わいながら上品な香りが口中に広がる感じです。
　　○お湯割りではほっこりした芋の香りにふくらみのある甘みを感じます・・・。

以前の「甑州 JOURNEY」とほぼ同じ・・・というのが、全員の意見でした。