●球磨川上流・あさぎり町の岡原にある堤酒造は明治１１年（1878年）創業の歴史のある蔵です。
環境庁より「日本で最も美しい川」のひとつとして認定を受けた球磨川の水に恵まれ、澄んだ空気、 その寒暖の差の激しい気候の中で育まれた米と、美味しい焼酎造りに欠かせないすべての条件が揃った 自然環境の中、長年に亙ってこの地方でしか造れない焼酎を育んできました

恵まれた環境のなか　蔵では手間と経験を要する手作りの焼酎、甕仕込み焼酎を始めとする、伝統の球磨焼酎の味と 製法を守りながら、新しい感覚を取り入れ、次世代の焼酎の研究を行っています。

●クロアゲハ会番外編第６号となる「青と春と、青春」は、地元産の「ジョイホワイト」芋と「ムラサキマサリ」芋 を原料に白麹を用い、酵母はワイン酵母（赤ワイン酵母、白ワイン酵母）で醸した芋焼酎です。

こうして作られた焼酎原酒を、１年間貯蔵熟成してして仕上げた番外編第６号の味と香りは？

　　○グラスに注ぐと、しっかりしたフルーティな香りが漂います。
　　　華やかとというよりシックな香りです。
　　○口に含むと、口当たりはやわらかですが濃厚で印象深い旨味を感じます。
　　　喉越しもまろやかで　濃厚な旨味がスッ～と消えていく感じです。
　　　飲みやすいです。
　　○ロックもオススメですが、蔵の一押しはお湯割り（ぬる燗）。
　　　オススメの割合が、焼酎「7」に対しお湯「3」ということで試してみました。

試飲した全員が◎でした。

酒名の「青と春と、青春」ですが、裏ラベルに書き込みがあります

　　室町幕府3代将軍・足利義満は、ある日「未来永劫　世の万民の健康
　　と繁栄の象徴となるよう、簡単明瞭な言葉で知らしめるにはどういう
　　言葉が相応しいじゃろう？」と一休に尋ねたところ
　　「左様であれば、”青春”はいかがでしょう」と答えたそうじゃ。

　　 　　その意味を問われ
　　「青とは”あを”と書きます。
　　これは五十音を意味し、国中の隅々に至る人々を表します。
　　また春とは”はる”と言います。
　　これは、健康と繁栄に通ずる言葉と思われます」と答え、義満は大層
　　に喜び大好きな芋焼酎を楽しんだそうじゃ。

　　この話、まことか否かを感じるは　これをまず一献飲んでからじゃ・・

　　　　【このストーリーはフィクションです！との蔵元の注書きがあります】