てんぽうにねん
宮崎県日之影町 姫泉酒造
2000年開催の宮崎サミットで、約280種類の中からレセプションとお土産用に選ばれた木箱入り麦焼酎熟成原酒
●宮崎県北部・大分県熊本県との県境近くにある日之影町の姫泉酒造は、天保(てんぽう)二年(1831年)創業の宮崎県で最古といわれる蔵元です。
※時は江戸時代の後期で、天保八年(1337年)に大塩平八郎の乱、嘉永六年(1853年)
黒船来航、そして慶応四年(1868年)が明治維新で その歴史の重みが感じられます
現在の当主は七代目で、仕込みをしている蔵も約130年以上の歴史があるそうです。
仕込み蔵は、蔵付き酵母、麹菌で柱や壁が黒く染まっていて、ここで造られた焼酎が少し味と香りが他社と異なるのはここにあると語られています。
それが伝統の重みでもあるし、かけがえのない伝承であると大切にされておられます。
●日之影町は五ヶ瀬川の渓谷沿いに開けた自然豊かな町です。
五ヶ瀬川沿いにある蔵の仕込み水・割り水は対岸に湧く湧き水をホースで引っ張ってきて使っているそうです。
数千年前の阿蘇の大噴火により出来た木炭の層を通り湧き出てきた湧き水を先代が発見し、対岸にあるこの場所に蔵を構えたそうです。
そして、仕込みから瓶詰めラベル張りまで現在も手作業中心でおこなっています。
現当主の「新しいものはいくらでも生まれてきますが、古いものは一度やめたらもうつくれない」というお考え通り、つくりにこだわっておられます。
●「天保(てんぽう)二年壺入り原酒」は、2000年に開催された宮崎サミットで、約280種類の中から目隠しテストにてレセプションとお土産用に選ばれ商品です。
黒麹仕込み常圧蒸留仕立ての麦焼酎原酒で一切和水をしていない原酒のまま5合(900ml)入りの甕に入れられています。
3年以上寝かせた原酒の香りと、まったりとした喉越しと旨味・・
原料の麦の香ばしい香りとともに、芳醇な旨みが口に広がります。
最初の一口は、ぜひそのままストレートで味わってください。
○創業の年、天保二年をそのまま酒名にしました
○化粧箱は素敵な木箱です
度 数:42度
原材料:麦 麦麹(黒)